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【経験者が解説】役者に向いている性格・特徴【10選】

カッパピエロ

役者ってカッコいいよなぁ…

なってみたいなぁ…

カッパにもできるかなぁ…

ザイコちゃん

役者は生まれ持った才能がすべてだから、できるかどうかは才能次第かな

こんな人に読んでほしい

・自分が役者に向いているか知りたい

・役者の裏の顔を知りたい

記事をご覧いただきありがとうございます。

わたくし茂木勝利(もてぎかつとし)も3年ほど芝居をしていましたが、私は「役者になれない側」の人間でした。

一言で言ってしまえば才能がなかったのです。

たった3年でと思うかもしれませんが、役者というのは特別な才能を持った選ばれた人間のみができることです。

努力や熱量でカバーできるなんてことは絶対にないし、私のような凡人にできることではありませんでした。

そんな私だからこそ書ける、役者に向いている性格・特徴10選を紹介していこうと思います。

この手の他の記事はだいたい芝居関係者が書いているので、良いように脚色されたり、美化されたりしています。

ただこの記事では、そんなことは一切致しません。真実のみをありのままにお届けします。

この記事でわかること

・役者に向いている人の特徴

・役者に向いていない人の特徴

1,人前に出るのが好き

人前に出るのが好きで、目立つのが好きな人。

メンヘラ気質があるくらい、とにかく注目されたい!という人は役者に向いていると言えます。

それだけ注目されたい欲が高いので、ナルシストという要素も持っていると尚良しです。

自分大好き、自信家と言い換えてもいいかもしれません。

たまに「私は人前に出るのが苦手で…」とか言う役者がいますが、あれはです。

人前に出るのが苦手な人は役者という仕事を選びません。

2,人間観察が好き

役者は「誰かになる」ことが仕事です。

他人の特徴を捉えてモノマネが得意な人は役者に向いています。

人間観察が好きで特徴を正確に捉えられる人は、それを基に様々な役を演じることができるでしょう。

そして芝居中も、相手の反応や声や表情を見ながら芝居ができます。

芝居はみんなで作っていくものなので、相手をよく見れるのは大事なことです。

これは簡単なようで実は難しく、初心者や才能の無い人ほど自分の演技で精一杯になって、相手の反応をちゃんと見れなくなることが多いです。

ザイコちゃん

立ち回りやセリフも覚えて、その上でちゃんと演技もする。それだけで大変なのに、さらに周りの人の演技も見るとか、普通の人にはムリゲーね。

3,コミュニケーション能力が高い

個人的に一番大事だと思うのが、このコミュニケーション能力です。

大袈裟じゃなく、コミュニケーション能力のない役者に人権はありません。私がそうでした。

繰り返しになりますが、芝居はみんなで作るものです。

同じ役者仲間、マネージャー、芸能事務所の関係者、プロデューサー、演出家、現場監督、カメラマン、スタイリスト等々。

色んな年代、色んな立場の人とコミュニケーションが取れないと仕事になりません。

つまり、コミュ障、根暗、陰キャ、人見知りには絶対無理ということです。

役者は「セリフ言うだけだからコミュ障でもいけるかな」と思った私は、見事に撃沈しました。

よく「私根暗で…」という役者がいますが、あれはです。

人前で堂々とそれを言えてる時点でビジネス根暗です。

4,感情表現が大きい

喜ぶ、怒る、哀しむ、楽しむ等の感情の表現が大きく激しい人は、役者に向いていると言えます。

怒ったら手を付けられないとか、泣き出したら止まらないとか、身近にいると面倒くさいタイプの人ですね。

感情表現が大きい人が向いている理由は大きく分けて三つあります。

一つ目

芝居で感情を表現するのは結構難しいです。

ましてや見ている人に伝わるほど感情を出すのは至難の業です。

それが日常からできているのは役者としての強みでしょう。

二つ目

芝居で見ている人の心に残るシーンは、役の感情が強く出る場面が多いかと思います。

そういう場面で見ている人の魂を揺さぶれるのは、やはり感情の動きが強い人で、良い役者と言われる人です。

・三つ目

感情が強くすぐに表に現れてしまう人は、感情の反応が早い人とも言えます。

感情の反応が早いということは、相手の芝居をちゃんと受けて、即座に自分の芝居が返せるということ。

上記したように、芝居はみんなで作るということに適した資質と言えるでしょう。

一般社会では上司などから「感情的になるな」と言われるし、「怒りを消す方法」のような類の書籍も大量に出ています。

そんな日本社会にまったく適応できない社会不適合者は、役者に向いています。

役者は怒りも悲しみも人一倍出せた方がいいのです。

5,わがままで自分勝手

感情が表現が大きいにも繋がってきますが、わがままな人も役者に向いています。

自分の欲を素直に出せる。他人に忖度しない。

そんな自分の我を通せる人ほど良い演技をします。

理由としては、芝居というのが登場人物の欲望から始まるからです。

その欲望が障害に阻まれながらも、なんやかんやで障害を乗り越えて欲望を達成するというのが一般的な物語の形式。

人の心を打つのは、わがままな欲望をなんとかして叶えようとするストーリーであり、俳優も欲望をさらけ出せるタイプが適していると言えます。

一般社会でわがままは許されないし嫌われます。

ただ役者は人間のエゴを出すのが仕事なので、他人の気持ちなど一切考えないで無視できる性根の腐った人ほど魅力的な芝居をします。

6,平気で人を騙すことができる

噓つきや嘘の上手な人、嘘を誤魔化すのがうまい人は役者に向いています。

ここまでも何度か「嘘」と書いてきました。

芝居の世界はほとんどが嘘で作られています。

役者をやっていれば、自分と性格が全然違う役をやることもあるでしょう。

自分では絶対に言わないセリフを言うこともあるでしょう。

そんな時でも嘘つきであれば、何の迷いも淀みもなく役になりきることができます。

「私は嘘が嫌いだから、嘘にならないように役になりきる」という役者もいますが、

人を騙す前に自分を騙すという見事な噓の誤魔化し方です。

役に入るというのは、自分を騙すことです。

役者は日常的に、自分をカッコよく見せるため、美化させるためにあらゆる嘘をついています。

例えば「応援してくれる人のために頑張る」と言って好感度を集めようとするのも役者らしい手法です。

実際は、応援してくれる人を日常でも考えている役者は一人もいません

みんな自分のために芝居をしています。

7,雰囲気がある

これこそ持って生まれたものですね。言ってしまえば才能です。

雰囲気でイケメン。雰囲気で美人。雰囲気で芝居が上手い等々。

雰囲気でなんか誤魔化せる素質を持った人は役者向きです。

実際テレビに出ている役者も、雰囲気で誤魔化している人がほとんどです。

役者のインタビューやコメントを聞いていても、雰囲気でなんか良いこと言ってる風に聞こえます。

ただ、ちゃんと内容を見ると中身スカスカだったというのは、賢い人なら気付いているでしょう。

実はほとんどがそのパターンで、深みのある人間性を持った役者なんかほとんどいません

ただ多くの人は雰囲気に流されて騙されるので、それで通用してしまうわけです。

8,イジメ気質を持っている

イジメの加害者になれる人は役者に向いています。

役者はナチュラルに役者以外の人間を見下して生きています

本人たちも自覚はないでしょうが、役者以外の人間は下等生物だと潜在的に思っているのが役者です。

これは、わがままで自分勝手、そして自己愛が強いが故でしょう。

なので役者に謙虚な人はいません。謙虚を装える人がたくさんいるだけです。

自分は特別だから何をしても許されると本能的に思っているので、平気でイジメの加害者にもなれます。

ただ役者は好感度を大事にしているので、表立ってイジメをすることはほとんどありません。

人目に付かない稽古場などで多くのイジメが繰り広げられています。

9,宗教に妄信できる

私が芝居をしていて一番思ったのが、「役者って宗教みたい」ということでした。

舞台の世界がわかりやすいかと思いますが、舞台においては演出家の言うことが絶対です。

白い物でも、演出家が黒と言えば黒になります。

教祖の如く演出家を崇め奉り、演出家の意のままに芝居をする。

人殺しまではしなくても、演出家が「芝居の為」と言えば、不倫もするしギャンブルもするし人も殴ります。

この構図が、私には宗教にしか見えませんでした。

役者は個性が大事と言いつつ、洗脳されて人の言いなりになります。

しかし、わがままで我が強い。

この一見相反する性質を共存させているのが役者という生き物です。

10,性格が悪い

今まで書いてきたことを総じて言うと、役者は性格が悪いということです。

私も色んな役者を見てきましたが、芝居上手だなと思っても、性格良いなと思う役者は一人もいませんでした。

人としては軽蔑するような人ばかりでした。

性格が悪いだけなら、ただの嫌な奴です。(私はこのパターン)

役者は性格の悪さに加えて才能を持っているので、この二つを兼ね備えた人は役者向きです。

☆役者に向いていない人の特徴

では役者に向いていないのはどんな人かということですが、これは上記したことの真逆の人です。

簡単に解説します。

・人前に出るのが苦手

役者は多くの人の目に触れます。それでも臆することなく自分を出せる人でないと役者にはなれません。

・人間が嫌い、興味がない

人が嫌いで興味がないのに、人を演じるというのは難しいかと思います。

・コミュニケーション能力がない

上でも書きましたが、喋れない役者に人権はありません。

これがないと私のように、毎回レッスンに行く度に、車に轢かれることを願うようになります。

・感情表現が小さい、薄い

強い感情をぶつけられると引いちゃうって人は役者に向いていません。

ただ一般社会には適応できます。

・理性的

自分の感情は後回しで相手のことを考えることができる。

人間的には好かれますが役者には向いていません。

・嘘がつけない

嘘が苦手で正直者の人は芝居をすると辛くなると思います。

・雰囲気がない

ほとんどの人が雰囲気なんて持ってないので、それが普通です。

雰囲気イケメンではなく、正真正銘イケメンだったら太刀打ちできるかもしれませんが。

・イジメは嫌い

人を見下さず大事にできる人は役者向きの性格とは言えません

・疑り深い

役者は言われたことをすぐにやる素直さが求められるので、色々考えて疑いから入る人は芝居に向いていません。

・性格が良い

養成所にいた頃、周りはみんな良い人でした。

しかし残念ながら役者としての芽は出ていませんでした。

 

☆最後に

この記事では役者に向いている性格・特徴10選を紹介しました。

一言で言ってしまえば、

・役者に向いている人=人間性が悪い

・役者に向いてない人=人間性が良い

 役者に向いてない上に人間性が悪い人はいますが、人間性が良くて役者に向いている人はいません。

この記事を読んで役者に向いてないなと思った方も安心してください。

あなたは健全です。健やかに育っています。

役者に向いていない人間にとって、芝居は苦痛でしかありません。

辛い、キツイ、苦しい、怖い、つまらない、だけです。

私が芝居をしていた時間は本当に無駄だったし失敗でした。

そんな思いをする人が少しでもいなくなってほしいので、この記事を残します。

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