生活

【筋トレ】マッチョになって困ること10選

分厚い胸板、広い肩幅、割れた腹筋、がっしりした下半身。鍛え上げられた肉体というのは確かにカッコいいかもしれません。

しかし実際にマッチョになってみると、想像していなかった悩みや不便さがたくさん出てきます。

私も一時期は、177㎝の身長で体重90kg位まで体を大きくしましたが、日常生活にだいぶ支障が出たので、今は10kg以上落としました。

今回はその経験から得たリアルな悩みを10個ご紹介します。これから筋トレを始めようと思っている方、もしくは筋トレ初心者の男性、ぜひ参考にしてみてください。

これを読んでもなお筋トレを続けるあなたは、マッチョになる資格があると言えます。

1,着れる服が半減する

まず困るのが服選び。肩幅が広がる。胸板が厚くなる。太ももが太くなる。当然着れる服がなくなります。

パツパツになった服を着ようものなら、筋肉アピールしてる感が丸出しです。

そして「着たい服」ではなく、「着れる服」を探す日々が始まります。

お気に入りのシャツが入らなくなったり、オシャレな細身のパンツは諦めざるを得ません。マッチョになったらスタイリッシュな服装は諦めましょう。

上半身が発達すると、既製品のトップスは肩や胸がパツパツになることが多いです。肩や胸板に合わせると、だぼだぼな服ばかり着ることになったり、ジャージやストレッチ素材の服に頼ることも増えます。

結論!

マッチョにオシャレは難しい

2,横を向いて眠れない

これは盲点だったのですが、横向きに寝るとすごく苦しいのです。

理由としては、太くなった上腕二頭筋や上腕三頭筋が胸を圧迫してくるからです。胸も大きくなってますからね。

それに加えて肩も大きくなっていると枕の高さも合わなくなり、非常に眠りづらくなります。

私は元々柔らかいマットレスを使っていたので痛みはなかったですが、マッチョの中には痛くて目が覚めるという人もいるらしいので、寝具はしっかり選ばないといけません。

さらにガチマッチョになると、寝返りで壁を破壊してしまうこともあるそうです。恐ろしいですね。

結論

マッチョは質の良い睡眠が取れなくなってしまう恐れがある

3,関節の可動域が狭まる・体が硬くなる

筋肉が発達すると、その周りの組織が硬くなり、可動域が狭くなりがちです。特に肩や腰回りの柔軟性が低下し、日常生活のちょっとした動きでも不便さを感じることが増えます。

理由としては、筋肉が付くと縮まって硬くなろうとする力が強まるからです。

私の経験で言うと、肩は上がりづらくなりました。肩甲骨周辺や、胸の横あたりの肩を動かす筋肉がガチガチに固まって、可動域はかなり狭くなりました。

なので服の着脱をする時とか、たまに「痛てて…」となります。服もぴちぴちになっているので、なおさら着脱しづらいです。

あとはリュックを背負う時なんかも肩が回りづらいので、毎回「よいしょ」ってなります。

結論

柔軟体操やストレッチはしっかりやろう

4,怪我しやすくなる

筋トレで筋力が上がる一方で、筋肉量が増えると関節や腱にかかる負荷も大きくなりがちです。無理なフォームでトレーニングを続けたり、適切な休養を取らなかったりすると、怪我につながるリスクが高まります。

関節の可動域が狭まり体が硬くなると言いましたが、それはスポーツする上でかなり弊害になります。

私は草野球をやっていたのですが、怪我することが段違いに増えました。

関節や腱というのは鍛えることができないので、筋力が増えれば増えるほど負担も増して即怪我します。

私も、肘、肩、膝と、立て続けに怪我をして、今も野球はできなくなっています。

プロ野球選手はプロのトレーナーが付いて、毎日野球をやってる中で筋トレしているので、野球の動きが損なわれることは少なく、怪我のリスクも最小限で済んでいます。

ただ一般人が、毎日筋トレ、週1で野球をやったら、筋肉が固まった状態で野球するので怪我をします。スポーツをする人は、くれぐれもお気を付けください。

結論

筋トレはスポーツするのに向いていない

5,電車で幅を取ってしまう

広い肩幅や大きな体は、電車やバスなどの公共交通機関では少し厄介です。座ると隣の人に圧迫感を与えてしまったり、立っている時も周囲のスペースを多く取ってしまいます。あと、マッチョの横は熱いそうです。ごめんなさい。

肩幅が広く両隣の人に肩が当たってしまい申し訳なくて、座席に座りづらいです。

それでもマッチョだって疲れてるときは座りたいです。肩をすくめて、できるだけ小さくしてるので勘弁してくださいという気持ちです。

あとは小柄な女性の隣なら座れそうだなと思って座ったりします。女性の隣に座りたいという下心があるわけではなく、自分の肩幅でも邪魔にならなそうだから座るだけです。不快だったら申し訳ございません。

結論

マッチョは自分の体の大きさを意識せざるを得ない場面が増える

6,重い荷物を持たされる

マッチョは当然ながら、周囲から「力が強い」というイメージを持たれるようになります。なので重い荷物を運ぶ時なんかは、真っ先に頼られます。

頼られること自体は悪い気はしないのですが、マッチョは筋トレ以外で重い物を持ちたくないのです。

マッチョの人は基本的に毎日どこかしら筋肉痛だし、後にも説明しますが、いつも疲れています。それもあって、筋トレ以外で筋肉に負荷をかけるのは避けたくなる傾向があります。

例えば、上腕二頭筋と背中を鍛えた翌日に重い荷物を運ぶ作業なんかがあると、「二日連続で同じ個所に負担をかけてしまうなあ…嫌だなあ…」と思ってしまうのです。

じゃあなんのために鍛えてるんだよと思われるでしょうが、良い体を作るためです。

結論

マッチョに実用性はあまりない

7,シートベルトが苦しい

車のシートベルトも、意外と不便に感じることの一つです。胸や肩が大きくなると、シートベルトが食い込んで窮屈に感じることがあります。

運転席ならまだしも、助手席で寝ようものなら窒息しかけます。(私はそこまでにはならなかったですが)

あとまったく需要の無い、男のパイスラができます。

さらに筋肉のせいで恐ろしく体が硬くなっているので、シートベルトを掛けようと体を捻るのも一苦労です。前の席から後部座席の人に物を渡すなんてこともできません。

ちなみにこれは、飛行機でも同様の苦労があります。

結論

日本の乗り物はマッチョ用に作られていない

8,好きなものが好きなように食べられなくなる

マッチョになるには食事の管理が必須です。

私は厳しく食事制限していたタイプではありませんが、「これ食べたい」よりも、たんぱく質の量やカロリーを見て、「これ食べなきゃ」みたいな気持ちが優先されていました。

ガチマッチョになると、食べ物を名前ではなく「タンパク質○○グラム」と呼ぶようになるそうです。ガチマッチョな人からすれば、食事は楽しむものではなく、筋肉のための栄養素でしかないのです。

あと筋肉にとってお酒は毒なので、飲み会にもあまり行かなくなり、友達も減りました。

たまに飲み会に行ったりすると、胃がビックリしてしまうのか、高確率でお腹を下します。

マッチョを維持するためには、高たんぱくの食事やカロリー摂取が必須なのです。

結論

マッチョにとって食事も筋トレ

9,いつも疲れている・体調を崩しやすい

マッチョは日々の激しいトレーニングで、常に体が疲れ切っています。疲れ切って食事を疎かにすれば栄養不足になるし、食べ過ぎれば胃に負担がかかるので、どっちみち疲れます。

疲れをとるためにたくさん寝ようと思っても、上記したように、マッチョは寝るのも一苦労で質の良い睡眠をとるのも難しい。そうなると、ずっと疲労が蓄積されていきます。

疲れていれば免疫力も落ちるので、体調も崩しやすくなります。マッチョが風邪ひきやすいと言われるのは、そういった理由もあるのです。

仕事や他の趣味との両立を目指すと疲労が取れにくくなり、疲れが抜けない日々が続くこともあるでしょう。

結論

マッチョは強そうに見えて、実は繊細で弱い

10,大してモテない

「女性はマッチョが好き」「筋肉があればモテる」とかよく聞きますが、実際は全然そんなことありません。

そう言う奴は嘘つきです。罪に問われてほしいものです。騙されないようにしてください。

モテる奴はマッチョでもマッチョでなくてもモテるし、モテない奴は筋トレしても無駄です。キャバクラで自分の胸筋を動かしてキャーキャー言われるのが限界です。

体が引き締まって自信が付いたり、自己満足感が強まっているなら、そのまま筋肉を恋人にすることになります。

むしろ女性より、男性にモテることが増えるかもしれません。

結論

筋肉は裏切らない

まとめ

ということで、マッチョの悩み10選を紹介していきました。

私はガチマッチョと言えるほど鍛えてはいませんでしたが、それでもこれだけの苦労があったので、ガチマッチョの人はもっと大変でしょう。

マッチョになることは、決して簡単なことではありません。見た目だけでなく、心身に様々な影響を与えます。

そして苦労して大変な思いをしてマッチョになっても、これだけの苦労があるのです。

マッチョになって良かったことはないのかと思うでしょうが、ほぼありません。マッチョは究極の自己満足です。

それでもマッチョを目指したいと思うのであれば、しっかりと準備をして、覚悟を決めて筋トレに励んでください。

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