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記事をご覧いただきありがとうございます。
この記事では、元タクシードライバーの私が見た、アホ客・迷惑客14選をピックアップしました。
私は2年ほどタクシードライバーをしていたので、現場に近いリアルな声になっています。
タクシーに限らず、あらゆる場面で迷惑客にならないための心得が書いてありますので、参考にしていただければと思います。
ここでは実際に遭遇した迷惑客を紹介していくわ
こんな人に読んでほしい
・日頃からよくタクシーを利用する人
・クレーマーになりたくない人
1,「急いでいる」という客
これは非常に多いです。一日一回以上は必ず言われます。
言いたくなる気持ちもわかりますが、急いでと言うのはまったく意味がないです。
ドライバーは次々とお客さん乗せた方が稼げるし、少しの遠回りで数百円かさまししたところで大したメリットはないので、基本的には言われなくても最速最短で送迎したいものです。
かといって交通ルールは守らなければいけないので、急ぎようがありません。
そして「急いで」と言う客側のデメリットも多く、それは以下になります。
・急ブレーキを多めに踏まれる(急いでいるように見えるため)
・意地悪なドライバーだと遠回りされる
・真面目なドライバーだと普段は知らない裏道使って迷って、結果的に遅くなる
・事故が起これば客側にも責任が問われる
・ドライバーが不機嫌になり、車内の空気が悪くなる
このように「急いで」と言うのは百害あって一利なしなので、急がなくてもいいようにタクシーをご利用ください。
タクシーを救急車だと思ってるのかしらねぇ…
2,酔っ払い客
これは一番イメージしやすいかもしれませんね。
ニュースでもよく取り上げられているし、酔ってドライバーに暴行した芸能人も少なくありません。
酔って暴れた、暴行したというのは迷惑どころではなく犯罪なので、ここでは取り上げません。
困るのは、乗車中に寝て、目的地に着いても起きないパターンです。
ドライバーは客の体に触ることができません。
財布盗まれたとか、相手が女性なら「セクハラされた」とか言われかねないので。
いつまでも起きないと警察を呼ぶしかなくなり、余計な時間を取られてしまうので困ります。
警察もすぐには来てくれないから困るのよ。待ってる間にお客さん起きたりするし。
3,小さい子供を乗せている
もちろん小さい子供がダメなわけではありません。
・靴を履いたままシートの上に乗る
・後部座席で暴れる
・お菓子を食べてボロボロこぼす
これらのことをしても注意しないバカ親が乗ってるケースが大変迷惑です。
シーツを汚されれば交換しなければいけないし、ゴミを落とされれば掃除しなくてはいけません。
そうすると仕事が止まります。
何よりも人の商売道具を汚しても平気でいられる親の神経が理解できません。
子供には優しくしたいけど、こういうことされちゃうとねぇ…
4,迎車場所に到着してから待たされる
無線やタクシーGOのアプリで配車されたら呼ばれた場所に行くのですが、そこで待たされることが結構多いです。
GOアプリからの配車だと、迎車場所に着いたらお客さんに「到着しました」という連絡を送ります。
にも関わらず待たせる迷惑客が多いです。
タクシーは完全歩合制の仕事なので、一分一秒を無駄にしたくない。
なので5分待って来ない場合は、ドライバーの方からキャンセルします。(ドライバーによる)
待たせておいて「急いで」と言ってきたり、待たせておいて偉そうにしてきたりという客も多いので、そういった余計なストレスを回避するためにも5分以上は待ちません。
タクシーGOアプリはこちらから⇩
タクシーが呼べるアプリ GO《ゴー》5,道案内が下手すぎる
これはよくあるし、クレームになりやすいケースです。
説明が下手な人に限ってすぐキレてきます。
ご存じのように、車は急に止まれません。
なので普通の人はどこで曲がるか等は前もって伝えてくれます。
しかし迷惑客は急に「曲がって」とか言ってくるので、慌てて止まったり、ウィンカー出すのが遅れたりして危険な目に遭い、最終的に喧嘩になります。
道案内する自信がないなら最初に住所を伝えて、ナビで行ってもらうようにしましょう。
道案内の上手な人も少ないけどねぇ…
6,住所を伝えるのが早すぎる
ナビの話が出たということで上げさせてもらいました。
車に乗ってナビを打つ人ならわかると思いますが、ナビを使う時をイメージしてください。
最初に住所検索のボタンを押して、そこから何県の何市、何区の何町で、番地を打ちますよね。
なので打つのに合わせて住所を伝えると思うのですが、アホ客はそんな気遣いは一切しません。
「何町の何々」とだけ早口で言ってきます。
それでナビが打てるわけありませんよね。
7,ナビのルート通りに走っているのに「なんでその道通ったの?」と聞いてくる
ナビに聞いてください。
理由などありません。ナビに従っているだけです。
最初にナビを打っているのはわかってるし、後部座席からナビは見えているはずです。
なのになぜそんなことを聞いてくるのでしょうか?
不思議で仕方ありません。
8,無理な運転を強要してくる
一方通行の道を行けとか、Uターンできない場所でUターンしろとか言ってくるパターンです。
これは普通に交通違反なので、咎めて文句を言うようなら、そのまま交番か警察署に連れていきます。
「捕まったら俺が責任取るから」と言って一方通行の道路を逆走させようとした客もいましたが、交通違反の責任を第三者が取ることはできません。
タクシードライバーになら無理な運転させてもいいという考えを持った迷惑客が一定数いるということですね。
9,ドアを勝手に開閉する
これは聞いたことある人もいるかもしれませんね。
勝手にドアを開閉しないでほしい理由は二つあります。
・客がドアを開けて、外にいる人にぶつかったらドライバーの責任になる。
・ドアを開けるのと連動して、運転席横のレバーが上がり、右手に直撃して怪我をする。
ドライバーもドアを開ける際は毎回後方確認してから開けているので、ドアの開閉はドライバーに一任してください。
ドア開閉のトラブルは本当に多いから要注意よ
10,裏道を使うとキレる
これを言うのは、ほとんど高齢女性でした。
上でも書きましたが、ドライバーは最速最短で送迎したいものです。
なので裏道も結構使います。
しかし高齢女性は知ってる道を通らないと気が済まないのか、知らない道を使うとすぐに「どこ走ってるの!」と言ってきます。
こちらは良かれと思って裏道使ってるんですけどね。
知らないのを棚に上げてドライバーを責めないでもらいたいものです。
かといって裏道使わないと怒る人もいるからホント困っちゃう
11,到着した時に値段を聞いてくる
目的地に到着して、停車したタイミングで「お待たせしました。〇円です」と言います。
この「〇円です」に被せるように「おいくらですか?」と聞いてくる人が結構多いです。
これもほぼ高齢者ですが、今言ってるのにと思ってしまいます。
そもそも助手席の後ろ側、客の目の前にモニターがあるので、それを見れば聞かなくても値段はわかります。
あとはまだ車が動いているのに値段を聞くのもやめてもらいたいです。
停車するのは毎回横見て後ろ見てなど、一番気を張っている時なので、その時に値段を聞くのはやめてください。危険です。
12,「美味しいお店教えて」と聞いてくる
知ってるわけがないですね。
ドライバーが知ってるのは道だけです。
飲食店の情報は知りません。
・タクシードライバーの稼ぎで外食ばかりできない
・地元じゃないドライバーも多い
なので美味しい店を聞いても答えられないドライバーが多いです。
個人タクシーなら長くやっているので、飲食店の情報も持っているかもしれませんが。
13,金持ち自慢してくるおっさん
「この前キャバクラで100万使っちゃった」とか
「俺めちゃくちゃ稼いでるから」とか言ってくるおっさんですね。
ホントにそんな奴いるのかよと思うかもしれませんが、残念ながら本当にいます。
迷惑とかアホとか言うより、哀れですね。
自慢してくるくせに、お釣りはきっちりもらっていきます。
それは当たり前の事だしいいんですけど、優しいお客さんだと細かいお釣りはチップとしてくれることが多いです。
それだけに自慢だけしてくるおっさんを見ると、哀れだなと思わずにはいられません。
14,交差点でタクシーを拾う
これはかなり多いですね。
百歩譲って、赤信号の間に乗り込んでくるならまだいいです。
走って交差点に進入してきたタクシーを拾おうとするのは無理です。
交通ルール的にもアウトですし危険なので、止まれるはずがありません。
タクシーを拾うなら、ちゃんと安全に乗り降りできる場所で拾ってください。
これはアプリでも言えて、交差点を乗車場所に指定するのはやめましょう。
こんなの当たり前と思うけど、できない人が多いのよ
☆さいごに
いかがだったでしょうか?
ここで書いた迷惑客・アホ客は、総じて思いやりがない人です。
こういう人たちは、きっとタクシー以外でもクレーマーになるのでしょう。
道案内にしてもナビにしても、少しでも相手のことを考えることができれば行動や言葉は変わるはずです。
そして残念なことに、お客さんだけでなく、思いやりのないタクシードライバーもたくさんいます。
タクシーが自動運転化するまで、ドライバー対客の抗争が終わることはないのです。